ケニア
●概要
© UNHCR/B.Press
ケニアのカクマ難民キャンプで裁縫を学ぶスーダン難民。彼らのように、庇護国で技術訓練を受けた難民は何万人にものぼる。帰還後、身につけた技術をスーダン南部の再建に生かすことができる。
2004年初旬からの干ばつは、ケニア国内の多くの州に打撃を与え、約330万人が飢餓に直面しました。ケニア政府は非常事態を宣告し、国際社会に緊急食糧支援を要請しました。特にトゥルカナとガリッサの二つの難民受け入れ地域への影響は甚大でした。
こうした中、2005年4月下旬にはソマリア難民の暮らす、ケニア東部のダダーブ難民キャンプを大雨による洪水が襲い、約2万5000人が家を失いました。現在ケニアには、このダダーブと同国北西部に位置するカクマにある二つの難民キャンプを中心に、ソマリアやスーダン、エチオピアなどからの難民約24万人が生活しています。
●ケニアでのUNHCRの活動
ケニアで難民生活を送っている人の大半が、隣国スーダンとソマリアからの避難民です。UNHCRは、スーダン難民に対しては大規模な自発的帰還を効果的に達成できるよう働きかけています。2005年8月には、約2年ぶりにダダーブキャンプからスーダン南部へ、UNHCRの移動支援により難民が帰還を果たし、さらなるスーダン難民の帰還が期待されています。
過去10年間で、ソマリア難民約15万7000人が祖国へ帰還し、そのうち約7万5000人がUNHCRの移送援助によって帰還を果たしました。現在ケニアには、ソマリア難民約14万6000人が暮らしており、UNHCRは継続して援助を行なっています。UNHCRは、現時点でのソマリア難民の祖国への組織的な帰還は困難だと想定し、ソマリア北西部などの比較的安全な地域への帰還を進めている段階です。さらに、2004年にケニア政府や援助国の大使館とともに構成される共同作業グループを設立し、難民問題を包括的に解決することを目的として活動しています。
| ケニア難民:各国での受け入れ数 (UNHCRが援助していない難民を含む。出典:Global Refugee Trends - 2005年1月現在) |
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| データなし | |
| ケニアにおける各国からの難民の数 (出典:Global Refugee Trends - 2005年1月1日現在) |
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| ソマリア | 15万3627人 |
| スーダン | 6万7556人 |
| エチオピア | 1万2595人 |
