パキスタン:紛争から逃れて
   

パキスタン:紛争から逃れて

 

パキスタン北西部、スワト渓谷周辺で勃発している紛争から逃れる避難民の数は、近年、世界で最も多く、かつ急激な増加であった。 北西辺境地域社会福祉省(North West Frontier Province (NWFP) Social Welfare Department)の報告によると、5月2日以降だけで1,454,377人が避難民として登録を受けた。 登録センターの数は現在、89ヵ所設置されている。

先週パキスタンを訪問したアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、避難民に対する、各国政府やその他機関の緊急かつ、大規模な援助が必要である意向を示した。

さらに、グテーレス高等弁務官は、増加し続ける避難民と受け入れ側の親戚や知人に、早急にかつ適切に支援を行き届かせるため、人道支援機関の職員は全力を尽くしていると述べた。 また同時に、不十分な対応がもたらし得ることについても警鐘を鳴らした。

現在、北西辺境地域だけでも67の学校が避難民受け入れ施設となっている中、上昇する気温と夏の訪れを迎え、今後の待ち受ける課題の多さを物語っている。 UNHCRは夏季対策として、テント間の日陰となる布やポールを緊急に必要としている。