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モーリタニアの難民キャンプで栄養不良改善に取り組む

2013年5月16日
UNHCRはマリから避難した何万人もの難民と30万人近い国内避難民を支援するため、必要な予算を増額した。上乗せされた資金は、栄養不良改善の健康補助食品などに使われる。

モーリタニアのムベラ難民キャンプは7万人を超えるマリ難民を受け入れており、栄養不良の改善は大きな課題の一つである。昨年6月に行われた調査によると、ムベラ難民キャンプにいる5歳以下の子どもの13%以上が、深刻な栄養不良に苦しみ、41%以上が慢性的な栄養不良であることがわかった。

これまでUNHCRは、乳児や幼児に栄養補助食品を配る、母親を対象に健康に関する勉強会を開く、健康維持のための施設を増やす、はしかの予防接種を行い、水道設備を整えるなど、栄養不良改善、予防の面で様々な支援を行ってきた。
 
予算に追加された資金は栄養不良の予防と、対処をより強化するために必要だ。昨年UNHCRはマリ危機に対応するため1億4400万米ドルが必要であると訴えたが、実際に集まった資金はそのうちの32%に過ぎない。必要とされている支援は食糧、シェルター、衛生状況の改善、健康改善、教育の支援と多岐にわたる。

 

パリより愛をこめて シリア難民の子どもたちにおもちゃを

2013年5月10日

毎年パリのケ・ブランリー美術館ではパリ市内の子どもたちからおもちゃを集め、UNHCRを通して難民の子どもたちにプレゼントしている。

今年のプレゼントの送り先は140万人を超えるシリア難民の最大の受け入れ国の一つ、トルコにある2つの難民キャンプの子どもたちだ。子どもたちの多くは心に傷を負い、大切にしていた所持品はシリアの瓦礫の中に埋まっている。

先週、美術館のスタッフ、UNHCRの職員、フランスのボランティア組織が、集められたおもちゃおよそ60箱を国境なき航空団(Aviation Sans Frontières)を通してトルコ、ガズィアンテプ県ニジップにある2つの難民キャンプの子どもたちに送った。

パリに住む子どもたちから届けられた贈り物は、シリア難民の子どもの心に光をともした。また難民は決して孤立しているのではなく、世界中の人々と心はつながっている、という証にもなった。

シリア難民の子どもたちにおもちゃを届けるこれらの写真は写真家アイタック・アカッド(Aytac Akad)とUNHCRの職員セリン・ウナル(Selin Unal)によって撮影された。

故郷への長い道のり ティンブクトゥへの帰還

2013年4月22日

去年4月、マリ北部でトゥアレグ反政府勢力が古都ティンブクトゥを占拠したのを機に、紛争が始まった。軍の支配下に置かれた町では、厳しいイスラム法の遵守が課せられた。女性は外でベールを着用することを強要され、不貞には鞭打ちや石打ちの罰が与えられ、物を盗む者は手を切断され、何百年も崇められていた霊廟も破壊された。

数千人がティンブクトゥからマリ南部の首都バマコに避難した。4人の子どもの母親であるファティマ・ニアリーさんは、ティンブクトゥの家にとどまり続けることに危機感を感じたため、南部へと避難することを決めた。バマコでファティマは、生後1ヶ月の息子を含む子どもたちと共に、親戚の兄の一部屋を使うことが出来た。フランス軍とマリ軍によりティンブクトゥが開放された直後の2013年の2月、ファティマは子供たちと一緒に帰還することを選んだ。これは写真家のトマス・マルティネスがファティマたちの帰還をカメラで記録したものである。

6階の住人:ヨルダンの都市に住む難民

2013年4月10日

難民と聞くと、広いところにいくつものテントが立ち並ぶ難民キャンプを思い浮かべる人が多いだろう。しかし実際は、世界の難民の半分以上が、保護や支援が充分に行き届かない都市部に避難している。

それはヨルダンでも当てはまる。多くのシリア難民は国境近くのキャンプではなく、首都アンマンなどの都市部で避難する場所を探す。UNHCRはそういった都市部で避難生活を続ける1万1000人のシリア難民とその家族に金銭的支援を行っているが、資金不足のために支援の継続が困難になりつつある。

写真家ブライアン・ソコルが撮ったこれらの写真は、アンマンにある一見普通のビルの6階で避難生活を送る8家族の姿をおさめたものである。命を守るため、医療を受けるためにシリアから避難してきた人びとだ。季節は厳しい寒さが到来しつつある冬。写真は寒さと貧困がどれだけ厳しいものであるか、また外国人が見知らぬ土地で生活する困難を写し出している。

本人の希望により、写真は人物が特定出来ないよう配慮し、名前は偽名を使用した。シリア危機が長期化することは、彼らを初めとする100万人のシリア難民の試練が長期化することを意味する。

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