アントニオ・グテーレス国連高等難民弁務官はナンセン難民賞をヴィクトリア・ケネディ氏、故エドワード・ケネディ上院議員の妻へ贈る
2009年11月4日
UNHCRワシントン(10月29日)発:
UNHCR恒例のナンセン難民賞はワシントンで開かれた式典で、エドワード・ケネディ上院議員の妻が亡くなった夫の代理として受け取った。アントニオ・グテーレス国連高等難民弁務官は賞を贈り、ケネディー上院議員の「洞察力と強い意志」を称賛し、ケネディ氏の努力がなければ、「私自身も含め、UNHCRの職員たちは今の仕事ができなかった」と話った。
ケネディ上院議員はアメリカ合衆国の難民受け入れ、第三国定住、難民庇護プログラムの制定に尽力し、迫害に苦しむ何百万もの難民へ直接救いの手を差し伸べ、アメリカの保護の受け、新たな人生を送る機会を提供するのに貢献した。ケネディ氏は70を超える難民関連法案の主要提案者・推進者であり、米国の法制度において難民への国際的な責務の明文化に多大な役割を果たした。
賞の受け取りにあたって、ヴィクトリア・ケネディ氏は「夫は恵まれた家庭に生れ、すべてを失った人々のために努力を惜しまない代弁者になった。この賞をとても誇りにしたと思う」と述べた。
ナンセン難民賞は1954年に創設され、難民の支援に顕著な貢献をした個人や団体を称えて贈られる。ノルウェーとスイス両政府の寄付による賞金10万ドルも授与され、今年はボストンを拠点とするコブラー財団(Kovler Foundation)が更なる10万ドルを拠出した。
賞金はエドワード・M・ケネディ米国上院教育協会(Edward M. Kennedy Institute for the United States Senate)に寄付をされ、 「難民庇護の取り組みは後回しされる課題に確実にならないように、難民擁護に決心を持つ、次代のリーダーを育成するために利用する」とヴィクトリア・ケネディ氏が明言した。
2006年には、日本人として初めて富士メガネ会長の金井昭雄氏が、ナンセン難民賞を受賞した。(当時の情報はこちら)