UNHCRの最新統計によると、イラク、アフガニスタン、ソマリアから先進諸国へ庇護を求めた難民申請が上位を占める

2009年10月22日

© UNHCR/A.Di Loreto
イタリアのランペデューサ島に船でたどり着いた庇護希望者をインタビューするUNHCR職員

ジュネーブ(21日)

UNHCRはその最新の統計報告書(暫定版)にて先進諸国への難民申請数が前年度の同時期と比較して10%上昇した事を発表した。2009年6月末までに、欧州38カ国、アメリカ、カナダ、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドへの難民申請は総計で185,000件提出された。ジュネーブ(21日)

UNHCRはその最新の統計報告書(暫定版)にて先進諸国への難民申請数が前年度の同時期と比較して10%上昇した事を発表した。2009年6月末までに、欧州38カ国、アメリカ、カナダ、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドへの難民申請は総計で185,000件提出された。

過去4年間連続してイラク人が最大の難民申請数を記録している(13,200件)。本国の治安状況の継続的な悪化で、アフガニスタンとソマリアからの申請がイラクに続く(アフガニスタン:12,000件、ソマリア:11,000件)。他の主要な出身国は中国、セルビア(コソボを含む)、ロシア連邦、ナイジェリア、メキシコ、ジンバブエ、パキスタン、スリランカとなっている。

アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は「世界各地で継続している紛争などの影響による不安定要素が人々が避難せざるを得ない状況の背景にある」と述べ、安全を求め、難民が増加する現状を踏まえ、各国に対し「国際的な保護を必要とする難民を受け入れる機会を保ち続ける必要がある」と強調した。

地域的な傾向として、難民申請総数の75%はヨーロッパ諸国へ集中しているが、国としての難民申請はアメリカが先進諸国の申請数全体の13%(23,700件)、フランスは全体の10%(19,400件)カナダの18,700件、英国の17,700件、ドイツの12,000件が続く。

申請希望先の地理的な偏りの傾向も注目される。イラクからの申請先はドイツ、オランダ、スウェーデン、トルコに集中しており、アフガニスタンからはイギリスとノルウェーに、ソマリアからはオランダ、スウェーデン、イタリアに集中している。

受入れ国の政策変化もこの傾向へ拍車をかける。イラク人のスウェーデンへの難民申請は、2007年にスウェーデンの移住法廷がイラクの現状は「武力紛争」状態には当たらないと判定を下して以来激減し、その後の申請先はドイツ、フィンランド、ノルウェーへと移行した。

本報告書の分析対象期間は2009年度前半期であるが、過去10年の季節要因などの申請傾向から推測して、後半期には申請者数のさらなる増加が見込まれる。同様に1年間に数カ国へ申請したり、同じ国に複数回申請を試みる案件もあるため、実際の難民数は申請者数には必ずしも一致しない注意点も述べられている。

過去4年間連続してイラク人が最大の難民申請数を記録している(13,200件)。本国の治安状況の継続的な悪化で、アフガニスタンとソマリアからの申請がイラクに続く(アフガニスタン:12,000件、ソマリア:11,000件)。他の主要な出身国は中国、セルビア(コソボを含む)、ロシア連邦、ナイジェリア、メキシコ、ジンバブエ、パキスタン、スリランカとなっている。

アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は「世界各地で継続している紛争などの影響による不安定要素が人々が避難せざるを得ない状況の背景にある」と述べ、安全を求め、難民が増加する現状を踏まえ、各国に対し「国際的な保護を必要とする難民を受け入れる機会を保ち続ける必要がある」と強調した。

地域的な傾向として、難民申請総数の75%はヨーロッパ諸国へ集中しているが、国としての難民申請はアメリカが先進諸国の申請数全体の13%(23,700件)、フランスは全体の10%(19,400件)カナダの18,700件、英国の17,700件、ドイツの12,000件が続く。

申請希望先の地理的な偏りの傾向も注目される。イラクからの申請先はドイツ、オランダ、スウェーデン、トルコに集中しており、アフガニスタンからはイギリスとノルウェーに、ソマリアからはオランダ、スウェーデン、イタリアに集中している。

受入れ国の政策変化もこの傾向へ拍車をかける。イラク人のスウェーデンへの難民申請は、2007年にスウェーデンの移住法廷がイラクの現状は「武力紛争」状態には当たらないと判定を下して以来激減し、その後の申請先はドイツ、フィンランド、ノルウェーへと移行した。

本報告書の分析対象期間は2009年度前半期であるが、過去10年の季節要因などの申請傾向から推測して、後半期には申請者数のさらなる増加が見込まれる。同様に1年間に数カ国へ申請したり、同じ国に複数回申請を試みる案件もあるため、実際の難民数は申請者数には必ずしも一致しない注意点も述べられている。

 

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