アンジェリーナ・ジョリーUNHCR親善大使、イラク難民を忘れないよう訴える

2009年10月7日

© UNHCR/S.Malkawi
イラクで身体的虐待を受けた女性の話に耳を傾けるアンジェリーナ・ジョリーUNHCR親善大使

ダマスカス、シリア(2日):

UNHCR親善大使であるアンジェリーナ・ジョリーは、避難生活が今も長く続く何10万人ものイラク難民のことを国際社会は忘れないよう、訴えた。

シリアなどの周辺国に逃れていたイラク難民のうち、数万人は昨年帰還を果たした。しかしながら、暴力が継続している母国に戻れない、戻りたくない人が未だ大勢いる。イラク問題が世界ニュースの見出しから消え失せたことによって、イラク難民に関して述べられることが少なくなってきた。

イラクから逃れた多くの難民は国境のキャンプなどではなく、都市部に集中している。首都のダマスカスの最も貧しい町並みに避難しているイラク難民を再訪したアンジェリーナ・ジョリー親善大使は、「多くのイラク難民は、母国で受けた耐え難い経験によるトラウマ、今後の選挙や治安へ向けての不安、基本インフラの不足などが帰還することへの障害となっている。ここの難民はこれからも国際社会からの支援と援助を必要としている」と訴えた。

UNHCRはシリアやヨルダンなど周辺国の当局関係者などと物資、資金、医療なども含めた支援を提供している。逃れてきた多くの難民は、母国から持ち出した自己資金も底をつき、政府やUNHCRなどの人道支援に頼らざるを得ない。

2003年の紛争以来、420万人のイラク人が家を追われ、現在21万5000人のイラク難民がUNHCRに登録をしている。その多くは、食糧などの物的支援に依存している。

 

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