グテーレス、パキスタンの避難民への支援を要請、空輸を開始

2009年5月12日

© UNHCR/A.Rummery
UNHCR提供のテントの外にいる避難民(Swabi地域)

UNHCRジュネーブ(12日)発:

アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、避難を余儀なくされている何十万のパキスタン市民支援のため、国際規模での連携を訴え、追加の人道支援物資をパキスタン北西部へ輸送する旨を明らかにした。

UNHCRは既にパキスタンで大規模な活動を行っており、グテーレス国連難民高等弁務官は、最近の北西部における避難民発生のスピードや規模は国際的に早急な支援を必要としていると述べた。

「5月2日以降、避難民として登録されたパキスタン人は36万人を超える。全員が登録されてはおらず、多くの場合が手荷物ひとつで続々と逃れてくる」とグテーレス国連難民高等弁務官は述べた。「彼らは数十年もアフガン難民を支援してきた人々である。今こそ国際社会はパキスタンの避難民を支援しなければならない」

現在の避難民の危機における国連の共同支援として、UNHCRはMardanやSwabi地域における国内避難民のため、新たに3カ所のキャンプを設置し、パキスタン赤新月社による4カ所の設置を支援した。UNHCRのサイトプランナーはパキスタン政府によって認められた地域におけるキャンプ追加の可能性について査定し、既存のジャロザイ・キャンプや北西辺境州南部の拡大も進められている。 

また、UNHCRはMardan, Swabi, Charsadda地域における登録センターを拡大し、登録システムのスピードアップに取り組んでおり、約20カ所が新設された。多くの「人道支援の中核」はキャンプの外にいる避難民への支援を行っており、また、パキスタンに備蓄されていたテントや台所用品、燃料タンク、寝具、毛布といった多くの支援物資をNGOや関係機関へ配布している。

しかしながらグテーレス国連難民高等弁務官は、更なる支援が必要であるとし、12日にドバイに備蓄されている120トンにおよぶ緊急支援物資の空輸を決行する。チャーター便のボーイング747貨物輸送機では、1万4000枚のビニールシート、1500束のビニールロール、1万張の蚊帳および2つの倉庫が運ばれ、総額58万4000ドルにおよぶ。しかしグテーレス国連難民高等弁務官はまだ十分ではないとして、UNHCRは引き続き支援物資の配布を行っていく。

「パキスタンの避難民に代わって国際社会へ人道支援を呼びかけている」とグテーレス国連難民高等弁務官は述べた「絶え間なく引き起こる緊急事態により、現地で調達できる資源の限度を超えている」

 

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