アンジェリーナ・ジョリー、タイ北部の難民キャンプにてミャンマー難民への支援を呼びかける

2009年2月6日

© UNHCR/K.McKinsey
UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリー、カレン族の難民の子どもたちと談笑

UNHCR タイ(5日):

UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーは、タイ北部にある20年以上も閉ざされたキャンプ内で過ごすミャンマー難民たちと対面し、彼らの苦難を一日かけて聞き出した後、タイ政府に対し、難民に対するさらなる行動の自由を与えるよう求めた。

「キャンプ内で生まれ育ち、一度もキャンプの外へ出ることもなく、今では自身の子どもを育てている21歳の女性と会い、とても悲しい気持ちでいっぱいだ」と4日、18,111人の「家」であるバン・マイ・ナイ・ソイキャンプを訪れた後、ジョリーは言った。そのキャンプは、ミャンマー国境からわずか3キロしか離れていない、マエ・ホン・ソンに近い場所に位置し、難民の多くは、少数民族カレニー出身である。

「いつビルマ(ミャンマー)に帰るチャンスがあるかも分からないのであれば、我々が彼らの職や自立をサポートする道を探さなければいけない」とも語った。

ミャンマーと国境を隔てたタイ北部にある9つのキャンプに住む約11万1000人の登録済み難民は、キャンプの外へ出かけたり、仕事をしたり、また高等教育を受けることを許されていない。

竹でできた支柱に2つの部屋しかないかやぶき屋根の家で、ジョリーは床に座り、アメリカへ再定住の申込みをした44歳の少数民族カヤン族の女性と会話した。「政府の許可手続きを早め、危険が残るビルマへ送還されないよう、タイ政府と交渉したい」とジョリーは述べた。

ジョリーの訪問は、今にも壊れそうなボートに乗ったロヒンギャ族の移住者たちが、ミャンマーのラカイン州から逃れてきたことに関し、世界中の注目が集まっている時期と重なった。またUNHCRがタイ南部のラノンにある収容所に送られた78名のロヒンギャ族に面会することができたすぐ後でもあった。 「故郷を逃れなければならないまでに絶望的に追い込まれ、死と背中合わせの逃避行を決行しないためにも、ロヒンギャ族のミャンマーでの暮らしが向上し、彼らの状況が安定することを願う」とジョリーは語り、「我々と同じように、当然彼らの人権も尊重されるべきだ」と締めくくった。

 

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