アンジェリーナ・ジョリー、帰還民へのさらなるサポートを求めアフガン訪問を終える
2008年1月23日
UNHCRアフガニスタン(24日)発:
UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーは2008年10月、アフガニスタンへの難民帰還と復興に関する成功と課題を目の当たりにし、アフガニスタン初訪問を終えた。彼女はアフガニスタンの困難な人道状況を憂慮し、来たる冬に向けて、さらなる国際社会のサポートが必要であると呼びかけた。
アンジェリーナ・ジョリーの2日間の訪問は、2008年11月カブールで行われた「帰還と復興に関する国際会議」に先駆けて行われた。会議はアフガニスタンの外務省とUNHCRの共催で、政府各省庁とドナーが共になり国際協調として、いかにして同国が今後の帰還民に対するサポート収容能力を強化できるか話し合うものであった。
アンジェリーナ・ジョリーは映画界の各賞を受賞し、華々しい経歴を持ちながら、UNHCRのアフガン事業にも詳しい。最近も多くのアフガン難民を受け入れているパキスタンには2度訪れ、その都度アフガン難民と対話した。しかし、2008年10月22日と23日に初めて訪れたアフガニスタンは彼女にとって、改めて復興実現の困難や課題に直面するものとなった。
「私たちにとって想像できないような逆境に立ち向かう難民の家族たちの勇気、生命力、そして静かな威厳は、人間の魂の極限を感じとることができる」と、今回の初訪問で各地に立ち寄った後、アンジェリーナ・ジョリーは語った。
帰還した500万人以上のアフガン人のうち、420万人以上が UNHCRの支援を受け、2001年後半のタリバン政権崩壊後に帰還した。しかし、パキスタンとイランに未だに残る300万人の登録済みアフガン難民にとって、帰還は非常に困難なものとなっている。
アフガニスタンに帰還した人々がいかに、その持たれる能力を発揮し、母国の復興に役立てていることは明らかであるが、同時に行政機関の国としての帰還民の受入れが限界に達している。「歴史的に見ても最も大量の帰還のうねりを生じ、国際社会の長期的責任が、国の復興と将来の帰還事情を左右する」と言及しながら、アンジェリーナ・ジョリーはアフガニスタンンの厳しい冬を越えなければならない彼らへの、さらなる人道支援を呼びかけた。