| UNHCRジュネーブ(11日)発:
UNHCRは、南オセチア紛争による市民の窮状に応えるため、救援物資の緊急空輸を実施している。コーカサス地方でまさに進行中の事態のため、人道援助物資の備蓄を増強することが目的だ。
2万枚の毛布と他の支援物資を積んだ第1便は、グルジアへ向け、UNHCRのドバイ緊急備蓄倉庫から11日夜間に、飛行する予定だ。第2便は、もう一つのUNHCR緊急備蓄倉庫があるコペンハーゲンから、13日に予定されている。合わせて、3万人へ向けた人道支援物資を運ぶ予定だ。
アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、グルジア、ロシア双方から予見される更なる避難により生じる新たなニーズに対応するため、UNHCRの緊急予備費から200万米ドルを供出すること明らかにした。さらに職員も増員し、配置させている。
また、グテーレス高等弁務官は、先週末の早い段階から、市民の避難のための安全な通行と、人道支援活動のためのアクセスを何度も求めている。加えて、ロシア、グルジア双方への人道支援も申し出ている。UNHCRは、両国において活動しており、グルジアの南オセチア自治州とロシアの北オセチア地方でも活動してきた。グルジアでは、6つの事務所に50人以上の職員が、これまでにおよそ27万5000人の、既存の避難民、難民、無国籍者、帰還民へ重点的に支援をしてきた。
今回の紛争で生じた新たな避難民の正確な数は、両政府当局で集計されている。北オセチアにあるロシア当局による最新の数字では、約3万人が南オセチアから北オセチアにいるということだ。また、グルジア当局は、数千人が南オセチアからグルジアへ逃れているが、正確な数を把握するために登録を行なわなければならない、とした。
同じく、南オセチアの南部の境に位置する町、ゴリ(Gori)など、グルジア内での人々の移動の懸念も報告されている。10日、ゴリを訪れたUNHCRの査定チームは、80%あまりの住民が、攻撃を恐れ退去したと、当局側から告げられた。これは、5万6000人がゴリから移動したことになるだろう。当局者は、多くがグルジアの首都トビリシへと向かい、脅威が収まれば帰還するだろうと、述べた。
週末を通じて、UNHCRと協力機関は、南オセチアから逃れ、ゴリからトビリシへと移動した、300人の脆弱なグルジア人へ支援物資を提供した。また、必要に応じて避難してきた人々に使用するために、ゴリの協力機関へテントと他の物資を提供している。
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