Homeニュースニュース一覧(2007)2007年12月10日
UNHCR ニュース速報
UNHCR、スーダンのジョングレイ州への帰還を一時中断
スーダン南部のディンカ族のキャンプ。家畜の略奪により、ジョングレイ州の治安は不安定になっている。 © UNEP
UNHCRスーダン(4日)発:

 家畜略奪が発端となって死傷者を出す部族対立が深刻化したため、UNHCRは、スーダン南部のジョングレイ州への帰還事業を一時中断した。

 ムール(Murle)族とディンカ族の対立は2週間で広範囲におよぶ報復攻撃へと悪化し、少なくとも34人が死亡、100名近くが負傷した。

 報復攻撃が難民、国内避難民が多数帰還するピボル(Pibor)、ボマ(Boma)、ポルチャラ(Porchalla)などジョングレイ州の他の地域に広がる恐れもあり、状況は予断を許さない。

 スーダン南部においてUNHCR事業のコーディネーションを担当しているジェフ・ワードリーによれば、現地当局と関連国連機関と共同で現地の情勢を監視しており、5日、治安レベルを判断するためにジョングレイにて国連の治安評価が行なわれる予定。

 今回の帰還の一時中断により、最も影響を受けたのはケニア北西部のカクマキャンプの人々であり、キャンプにいるジョングレイ出身の3000人の難民の85%は今年中に帰還することになっていた。更に、帰還の意思を表明していた避難民数千人も今回の判断により影響を受けることになる。

 一方、UNHCRと国際移住機関(IOM)は、比較的治安の安定しているスーダン南部の東エクアトリア州アッパーナイル州およびブルーナイル州において帰還支援を継続する。この難民たちは主にウガンダから帰還する。

 2005年以来、UNHCRはスーダン南部およびブルーナイル地域へ帰還するスーダン難民7万人以上を支援してきた。また、9万人の難民が両地域に自力で帰還している。

All contents copyright UNHCR.
Original site design by Pentagram. Japanese site developed by ISOLA Communications Co., Ltd./Tokyo