UNHCRシリア(11日)発:
イラク人学生を10万人まで増やすことを計画するシリア教育省が新学期を開始したことを受け、今週、故郷からの避難を余儀なくされたイラク人の子どもたち数万人が登校しはじめた。
シリア教育省の報告によると、入学の登録をしたイラク人の子どもの数は大幅に増加している。授業がはじまった8、9日、32の学校で行なわれた調査では、1校あたりのイラク人学生が昨年の5人から、今年は100人以上に増加した。
UNHCRと教育省は、2007年はじめから、2007-8年度におけるシリアの公立学校のイラク人の子ども達を増やす準備を行なってきた。10年以上にわたり近隣のアラブ諸国から子どもたちを受け入れてきたシリアの学校では、昨年3万3000人以上のイラク人の子どもたちが学んでいた。UNHCRは、現在シリアに避難しているイラク人少なくとも140万人のうち、約25万人が学齢期の子どもたちであると推計している。
イラク難民が集中する地域では、夏休み中に70以上の学校で修復や設備補充が行なわれた。また、1万6000人以上の生徒を受け入れることができるように、2008年の次の新学年度が始まるまでに8つの新しい学校が建設される予定。
UNHCRと国連児童基金(UNICEF)は、7月、避難先でのイラク難民の教育支援のため、1億2900万米ドルの共同資金要請を行なった。UNHCRとUNICEFは緊急教育作業部会を設立し、イラク難民の教育へのアクセスを疎外する様々な問題の解決を模索している。2007年末までに、UNHCRはシリア教育省に2000万ドル以上の支援を行い、2008年には資金を増額する予定。
UNHCRの教育支援は、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官とアンジェリーナ・ジョリーUNHCR親善大使が、ビル・クリントン前アメリカ大統領とともに9月26日から28日に開催される「クリントン・グローバル・イニシアチブ(CGI)」会議において、世界中の難民の子どもたちの学校へのアクセスを確保するために2億2000万米ドルの支援を要請することで、新たな段階を迎える。
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