UNHCR中央アフリカ共和国(12日)発:
中央アフリカ北東部に新たに逃れ、絶望的な状況の中で暮らしているスーダン難民2650人のために、UNHCRは関係諸機関とともに支援物資の配給を急いでいる。
UNHCRは、国連人道支援物資の一部として、600のビニールシート、衣類、石鹸、ポリ容器などの生活関連物資を、中央アフリカ共和国の首都バンギからスーダン国境に近いサム・ウアンジャに避難する難民のもとへ届ける輸送に協力した。国連世界食糧計画(WFP)が支援物資を運搬しているが、900kmも離れた場所にいる難民まで送り届けるには約10日を要するとみられている。
5月下旬、ダファクと南ダルフール周辺の村々への攻撃を逃れて、難民がサム・ウアンジャに到着しはじめた。人々は主にマンゴーで飢えをしのいでいたという。戦闘機やヘリコプターから攻撃され、軍服を着た男たちに襲われたとの証言もある。
避難している難民の半分以上は、18歳以下の子どもたちである。成人の大半は女性で、そのうち64人が妊娠しており、147人が新生児と一緒であった。
先週、サム・ウアンジャに派遣された国連調査ミッションによると、難民の食糧は尽きかけ、水は小川の近くでしか得ることができず、結果として下痢やマラリアに感染する難民もいる。ブルーノ・ゲドーUNHCR中央アフリカ共和国代表は、「状況は悪化の一途をたどっているが、我々は他の国連機関とともに、この新たな緊急事態に対し早急に対応している」と述べている。
UNHCRが10日に送り出した支援物資輸送にはWFP、国連食料農業機関(FAO)、国連児童基金(UNICEF)からの80トンの食糧、1000家族分の種子と農業用具、浄水器、医療用品、必要最小限の家財道具が同梱されていた。
UNHCRは、数日中にサム・ウアンジャに小規模なチームを派遣し、難民の新規登録、地元自治体と協力しての安全確保、支援物資配給に従事することになっている。ジュネーブからサイト計画担当者も近日中に到着し、インフラを整備する予定。
資源が限られている土地にも関わらず、地元住民や自治体は難民の受け入れに前向きだ。仮設住居を建てる土地や食糧を提供している。
中央アフリカ共和国には、約1万人の難民が避難している。主な出身国は、チャド、スーダン、コンゴ民主共和国。さらに、北部には国内での避難を強いられた21万2000人以上が生活している。
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