UNHCRスリランカ(15日)発:
スリランカ政府は、最近まで反政府軍が支配していたスリランカ東部からの避難民数万人の帰還事業に着手した。
この事業は、14日開始され、政府が運行するバスで避難民約3000人が西バティカロア地域に帰還した。今後数か月間で、政府当局は避難民9万人以上がバティカロアの他の地域に帰還できるよう事業を計画している。避難民は、今年2月、タミル・イーラム解放の虎(LTTE)と政府間の衝突が激化した際に避難した人々。
状況をモニターするUNHCR職員は、14日に帰還した避難民が自主的に帰還を望んでいたと話す。しかし、アミン・アワド(Amin Awad)UNHCRコロンボ代表は、「特別なニーズのある人々への配慮に注意し、国際的な保護基準の遵守や自主的な帰還など、段階的な帰還アプローチを続けるようスリランカ政府に要請していく」と語った。
16日からは、国連機関に対して西バティカロア地域への完全なアクセスが許可され、帰還民への支援を開始する。UNHCRは、15日、他の国際機関が再統合や持続可能な帰還を支援するため、当地域にアクセスできるよう政府に要請している。
西バティカロア地域への帰還事業は三段階にわかれている。第一段階では、2週間のうちに3万4000人以上が西バティカロア地域南部の村々へバスで帰還する。
地方政府当局は帰還民の登録を行い、移動の自由を確保するための身分証明書を発行している。政府は出発の際に1週間分の食糧、帰還先の村々で1か月分の食糧を配給している。
アワド代表は、帰還や再統合計画についてバティカロアの政府関係者と議論し、帰還民に必要な支援を提供する重要性を強調している。
UNHCRはパートナーと協力して実施可能な再統合パッケージを模索し、支援を国際社会に求め、スリランカ政府に対しては帰還地域における独自の復興計画を促進するよう要請している。
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