UNHCRスーダン(24日)発:
アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、24日、スーダンの西ダルフール地方のエル・ジェネイナを訪れ、地方政府当局者に治安の改善を要請し、故郷を追われた人々に対して、彼らが忘れ去られることがないことを約束した。また、スーダン政府がUNHCRの西ダルフールでの活動を拡大することに同意したと発表した。
グテーレス高等弁務官は、「UNHCRとスーダン政府は、国連や政府と協力して西ダルフールにおけるUNHCRの活動を強化することで合意した。」と述べるとともに、当局が、隣国チャド東部での治安悪化によって西ダルフールに避難してきたチャド難民約2万5000人を受け入れたことに謝意を表明した。
ダルフールでの暴力によって約200万人が故郷を追われている。西ダルフールにはそのうち約70万人が避難しており、UNHCRは彼らに対する保護の責任を負っている。しかし悪化した治安のため、彼らの多くにアクセスすることさえできない。
地方政府職員との会談を終えた後、グテーレス高等弁務官は郊外のクリンディング(Krinding)難民キャンプの国内避難民と面会した。同キャンプは2004年に設営され、現在も約3万1500人が暮らしている。アフリカ連合当局者(AU)と国連文民警察と共に、キャンプのリーダー達と初めて面会したグテーレス高等弁務官は、「平和なくしては解決は見出せない。この地域の平和のために全世界が協力しなくてはいけない。政治的解決が最も重要かつ第一歩である。」と述べた。
また、グテーレス高等弁務官は故郷を追われた女性グループとも会い、彼女たちから治安への恐怖と学費への懸念を訴えた。さらに、訪れた子どもセンターでは、市民を撃つ武装した男たちが描かれる戦争の絵など子どもたちが描いた様々な絵を見学した。
グテーレス高等弁務官は、25日には、過去18か月にわたってチャド東部で続く武力衝突を逃れ、ダルフールへ避難してきたチャド難民を訪問し、26日にはスーダン西部のカッサラ州でエリトリア人とエチオピア人の難民キャンプを訪れる予定。東部のキャンプは約40年前の1968年に設置され、東スーダンは難民約13万6000人を受け入れている。
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