Homeニュースニュース一覧(2007)2006年4月17日
UNHCR ニュース速報
バレーボールの日本人オリンピック金メダリスト、ネパールで難民と交流
オリンピック・マスタークラス。ベルダンギUキャンプでストレッチ・エクササイズをする1976年オリンピック、女子バレーボール金メダリストの高木貴子(旧姓、白井)さん © Photo Kishimoto/K.Yamazaki
UNHCRネパール(11日)発:

 1976年のモントリオールオリンピックでの日本女子バレーボール金メダリスト3名がネパール東部を訪れ、バレーボールの知識や技術を伝え、難民の若者と交流した。

 ブータンから逃れた難民が避難しているベルダンギUキャンプへの3日間の訪問中に、ボールや専用シューズといったスポーツ用品が高木(旧姓、白井)貴子さん、田中(金坂)克子さん、池田(矢野)廣美さんたちから贈られた。彼女達はモントリオールでソ連を3-0で破って金メダルを獲得した時のチーム11名の一員である。

 2人の仲間とともに、若者にスポーツを普及させる援助団体「モントリオール会」を立ち上げた高木さんは、「技術的なトレーニングだけでなく、難民の人々が楽しみ、チームワークを学んで欲しい。」と語った。

 また、根本かおるUNHCRダマク事務所長は「スポーツによって難民と地元住民が一緒になり、また女子が積極的に参加するようになるというのは素晴らしい。」と述べている。

 ベルダンギUキャンプは、難民約10万6000人が住むネパール東部の7つのキャンプのうちの1つだが、今回の訪問はキャンプの子供たちや若者に暖かく迎えられた。長年使い古された安価なボールにかえてプロ用のバレーボールが贈られると、彼らは興奮を隠しきれない様子だった。

 バレーボールのトレーニングをサポートするため、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターの職員1名、早稲田大学学生4名も参加した。また、スポーツトレーナーで鍼灸師の稲葉俊顯さんによるマッサージ教室や、写真家の山崎康司さんによる写真教室も同時に開催された。

 高木さん達は、今回の訪問とプログラムに大変満足し、「今回が一度きりの訪問にならないように、必ずまた訪れたい。ずっと練習を続けると女の子達が約束してくれたので、今度来るときにはどのくらい彼女達が上達したか見ることができる。」と語った。金メダリストでありエーススパイカーであった高木さんは、1972年のミュンヘンオリンピックでも銀メダルを獲得し、2000年には旧姓白井貴子の名でバレーボール殿堂入りを果たしている。


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