
UNHCRパキスタン(25日)発:
グテーレス高等弁務官は、スーダン・ダルフール地方の状況が再び急激に悪化していると語り、近いうちに、スーダン国内の他の地域や近隣諸国へ“破滅的な衝撃”を与える、さらなる苦難が起こりうると注意を呼びかけた。
高等弁務官は、“我々がダルフールで目にしているのは、状況の深刻な悪化である”と“ボイス・フォー・ダルフール(Voices
for Darfur)”のコンサートを収録したDVDの世界的規模での発売を記念する席で語った。
過去6週間の間に、特に西ダルフール地方での安全状況は劣悪になっており、待ち伏せ、誘拐のみならず、国内避難民が暮らすアロ・シャローキャンプや地元の村が襲撃を受け、34人が死亡した。
2か月前にダルフール地方を訪れた高等弁務官は、この日、“私の見解では、ダルフールはスーダン全体の成功を左右するカギを握っている。もし、ダルフールで成功を収めることができるなら、スーダン南部での和平合意の調整や東部での和平への前進に前向きな影響を与えるだろう”と語った。
UNHCRは、2004年6月から西ダルフール地方に3か所と南ダルフールに1か所の事務所を構え、現在、国際職員40人と現地職員37人が働いている。2005年度のUNHCRの活動には3100万ドルが必要とされているが、これまでに1440万ドルしか集まっていない。