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数字で見る難民情勢 (2014年)

© UNHCR/I.Prickett

数字で見る難民情勢
(2014年)

紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数がUNHCRが統計を取り始めてから最多になり、且つ急増していることがわかった。グローバル・トレンズ・レポート(年間統計報告書)によると、2014年末時点で移動を強いられた人の数は5950万人で新たに1390万人が家を追われた。1年間に増えた人数としては最多である。

人数が急増し始めたのは2011年からだが、これはこの年に始まったシリア紛争が大きな要因である。5950万人という数は、2014年毎日平均4万2500人が難民や、庇護申請者、国内避難民になったことを意味する。この数は5年間で4倍に膨れ上がり、世界中で122人に1人が難民、避難民、庇護申請者になったことになる。また5950万人は世界で24番目に大きな国が出来る規模である。

以下の数値は2015年6月にUNHCR本部が発表したGlobal Trends 2014(年間統計報告書)に基づく。

■数字から読み解く2014年の傾向

一日当たり、新たに避難を余儀なくされた人の数(2003‐2012年12月31日現在
各年における難民・庇護申請者・国内避難民の総数

新たな避難民 ----- 1390万人

紛争や迫害によって、新たに290万人の難民を含む1390万人が避難を余儀なくされた。また1100万人が新たに国内避難民となり史上最多となった。

避難を余儀なくされた人 ----- 1日に4万2500人

紛争や迫害によって一日あたり平均4万2500人が国内外で保護を求め、避難を余儀なくされた。

UNHCRの支援対象者 ----- 5490万人

2014年末時点でUNHCRの支援対象者は5490万人であり、過去統計上最も多い数である。

無国籍者 ----- 約1000万人

2014年にUNHCRに報告された無国籍者数は約350万人であるが、実際は少なくとも1000万人以上が無国籍者であるとみられる。

発展途上国による庇護提供 ----- 86%

難民の約10人に9人(約86%)が途上国におり、難民全体の4分の1が後発開発途上国リストの上位国に集中している。

受け入れ国 ----- トップ5

トルコが世界最大の難民受け入れ国(159万人)であり、パキスタン(151万人)、レバノン(115万人)、イラン(98万2000人)、エチオピア(65万9500人)と続く。

難民発生国 ----- トップ3

世界中の難民の53%以上が、シリア(388万人)、アフガニスタン(259万人)、ソマリア(111万人)出身であった。

帰還 ----- 12万6800人

2014年帰還した難民数が12万6800人だったが、これは1983年以来最も低い数字である。このうちの約半数がコンゴ民主共和国(2万5200人)、マリ(2万1000人)、アフガニスタン(1万7800人)が出身国に帰還した。

第三国定住 ----- 26ヶ国

2014年に第三国定住した難民数は10万3800人であり、定住先は26ヶ国に及ぶ。アメリカ合衆国が最も多くの難民を受け入れている(7万3000人)。

庇護申請 ----- 170万件

2014年の難民庇護申請件数は170万件であった。2014年はロシア(27万4700件)が庇護申請件数の最も多い国となり、ドイツ(17万3100件)、アメリカ合衆国(12万1200件)と続く。

保護者のいない子ども ----- 3万4300人

主たる保護者のいない子どもの庇護申請が82ヶ国で3万4300人分あり、その多くはアフガニスタン、エリトリア、シリアやソマリア出身者であった。UNHCRがこの分類における統計の収集を開始した2006年以来、最も多い数であった。

18歳未満子ども ----- 51%

全難民のうち51%が18歳未満の子どもである。これは過去10年で最も高い比率である。

※統計の詳細についてはGLOBAL TRENDS 2014(英語)

■UNHCRの保護/支援対象となる難民・国内避難民など

2014年末時点で、UNHCRの支援対象者は5490万人である。これは、新たな避難民、恒久的解決、法律・地理的変化、データ入手経路の改良、改訂後の推定を考慮に入れた数字である。

UNHCRの保護/支援対象となる難民・国内避難民(2003年−2012年12月31日現在)
世界の難民の主な発生国(2014年末現在)

 

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