アンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使の学校が子どもたちの人生を変える

2014年1月14日 

アンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使が設立した学校のおかげで、帰還民が多く暮らすアフガニスタンの村カライ・グダールでは女子教育が発展した © UNHCR/S.Sisomsack
© UNHCR/S.Sisomsack
アンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使が設立した学校のおかげで、帰還民が多く暮らすアフガニスタンの村カライ・グダールでは女子教育が発展した

カライ・グダール、2013年12月27日発

アフガニスタンでは、少女全員が教育を受けられるわけではない厳しい現状がある。しかし教育への意識が高い両親とアンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使の働きかけにより350人のアフガニスタンの少女たちが、無事に一年間の修学を終え、進級を祝った。カブール郊外で行なわれたこの式典は、村の復興の象徴する記念すべきものであったと言える。村は1970年代に始まった紛争によってこれまでほぼ壊滅状態にあったからだ。

ジョリー特使は2年前アフガニスタンを訪れた際、現地の少女たちの教育に対する情熱に感銘を受け、UNHCRを通して寄付を行い、カブール北部に位置するカライ・グダールに学校を設立した。

「(ジョリー特使は)優しくて素敵な女性です。彼女のおかげで私たちには素晴らしい学校があって、勉強を続けることが出来ます。」と話すのは1年生を終了したばかりのハメダ(13歳)。ハメダは生後、隣国パキスタンで難民として避難生活を送った後、2歳のときに家族とともにアフガニスタンに帰ってきた。この時ハメダ一家とともに2300家族がショマリ平原にある村、カライ・グダールに帰還した。

かつて肥沃な大地で知られた地域は、住居、建物、灌漑システムやインフラが破壊されすっかり荒れ果てていた。UNHCRによる支援活動もあり少しずつ復興を遂げるなかで、帰還した家族がまず一番に望んだのは娘たちのための学校の設立だった。家族はパキスタンでの避難生活を通して、男子と同じように女子の教育の大切さを実感したからだ。

住民が身の周りにあるものを寄せ集めて作った学校は、1年前の建設以来、400人の少女と50人の少年に教育の機会を与えてきた。アフガニスタンの教育省はこれまでに9人の教師を学校に派遣し教材を提供した。

基礎的な教材の不足など多くの課題に直面してきたが、ジョリー特使の新たな寄付もあり初めての修了式では文房具、ノート、ペン、そして定規を全生徒に贈ることが出来た。

少女への教育の機会と女性の社会的地位向上の支援は、帰還後の難民の生活を支えるとともにパキスタンやイランに残る難民の帰還を促す方法の一つである。UNHCRはアフガニスタン政府と協働し500万人の帰還民の保護と支援を行なっている。また、パートナー団体とともに紛争によって家を追われたおよそ60万人の国内避難民の支援にもあたっている。

設立からわずか1年にもかかわらず、学校の存在はすでにコミュニティに変化をもたらしている。10代での早婚があたりまえの地で、少女たちの両親は娘たちに最後まで教育を受けさせるために結婚を遅らせることを約束した。

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